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2015/03/18配信分

経営戦略

「イノベーション」講座を覗き見! ⑪構想(KOUSOU)

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いよいよ「イノベーション」の最終回、構想だ!過去10回にわたってイノベーションを解説してきたが、ちゃんと理解できたか?今回はイノベーションに最も重要な構想についてだ!名だたる経営者は皆この構想力があったんだぞ。くまおも構想を持って何かを始めたらいいんじゃないか?

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構想ですか?ある日いきなり出てくるものなんですかね?

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■イノベーション- 基本編 -■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 11. 構想(KOUSOU)
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■ 「構想(KOUSOU)」とは?

 

構想とは、コンセプトよりも1つ大きな概念です。似たような概念がいくつかありますが、比較すると次の様なレベルになります。

 

構想 > コンセプト・ビジョン > 戦略 > 事業計画

 

構想は個人の頭の中で描かれるものですが、ほとんどの人に構想は見えません。
大前研一学長は、これまでの著書で語ってきた様々な構想、「4つのデジタル・アイランドが1つの大陸になる」「日米欧の市場は1つになる」「国家が崩壊して、リージョンステートが世界の中で事業をやる」「情報化時代において個人の力が強くなる」を紹介してきました。

 

当時、多くの人は夢物語として捉えていましたが、その構想が現実となったものもあり、構想をリアルにイメージできた人がそれを成し得ることができます。

 

 

■ 構想を生み出すために

 

構想は、個人の頭の中で描かれるとはいえ、そもそも多くの人が描ける訳ではありません。それは、イマジネーションやインスピレーションに基づき、今見えないモノを見る力である為です。

 

今見えないものを見るためには、これまで10の発想法を紹介してきましたが、これらを絶えず繰り返し考えて行くことで、徐々に見えるようになります。

 

構想から実現した例を挙げてみます。

 

【ウォルト・ディズニー】(ウォルト・ディズニー・カンパニーの創業者)
 ・見えていたもの   :ワニの出てくる湿地帯
 ・見えないもの(構想):子供たちが夢中になるだけでなく、親も楽しめる場所

 

【ビル・ゲイツ】(マイクロソフトの創業者)
 ・見えていたもの   :コンピューターは特別なもの
 ・見えないもの(構想):すべてのデスクと家庭にコンピュータがある。
             必要な時に必要なソフトウェアを使える。

 

【スコット・マクネリー】(サン・マイクロシステムズの共同創業者)
 ・見えていたもの   :コンピューターは単体で動く
 ・見えないもの(構想):ネットワークこそがコンピュータである。

 

           
【ヨルマ・オリラ】(ノキアを携帯電話企業へ転換)
 ・見えていたもの   :携帯電話は一部の人のもの
 ・見えないもの(構想):携帯電話は誰でも持つ時代がやってくる

 

【ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン】(グーグルの創業者)
 ・見えていたもの   :WEBページを探せない
 ・見えないもの(構想):ユーザーのニーズに一致する検索エンジン。

 

【本田宗一郎】(本田技研工業の創業者)
 ・見えていたもの   :ユーザーの需要がわからない
 ・見えないもの(構想):我々のアイデアがそこに需要をつくりだす。

 

【川上源一】(日本楽器製造・現ヤマハの第4代社長、ヤマハ発動機の創業者)
 ・見えていたもの   :余暇・レジャーは一部の人たちだけ
 ・見えないもの(構想):娯楽の少なかった日本に音楽需要ができる。

 

【立石一真】(立石電機・現オムロンの創業者)
 ・見えていたもの   :現金でのやりとり
 ・見えないもの(構想):キャッシュレス社会が必ず来る。

 

【孫正義】(ソフトバンクの創業者)
 ・見えていたもの   :インターネットでできることは限られている
 ・見えないもの(構想):全ての生活シーンがインターネットでつながる

 

 

■ 構想は伝わらないと始まらない

 

構想は、口で説明するだけでは理解してもらうのは難しいので、絵やCGにして見せています。構想は人に伝えられて、始めてビジョン・コンセプトとなり、事業へと発展して行きます。

 

そもそも見えていないのもですから、視覚化することが大切です。それにより見えないものが徐々にイメージとして人の心に伝播していくのです。構想は、いわば夢を語るものですが、いかにしてイメージを伝えるかという事も、構想を実現する為には重要であると言えます。

 

 

■ まとめ

 

 
これまで11回にわたり、「イノベーション 限界を突破する11の発想法」を紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
知識は知っているだけは意味がありません。日々考えるということを続けなければなりません。繰り返し繰り返しアウトプットを続けてみてください。
必ず、皆さんも「思考のジャンプ = イノベーション」の発想ができるようになると思います。

 

くれぐれも思考の怠惰にならないように気を付けてください。

 

 



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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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