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2013/09/11配信分

ITリテラシー 経営戦略

ウェアラブル・コンピュータは普及するか?

アップルから『iWatch』、グーグルから『Google Glass』、マイクロソフトも腕時計型デバイスを開発中とされ、サムスンから『Galaxy Gear』が9月25日に発売開始と報じられるなど、各社からウェアラブル・コンピュータの年内発売が予定されています。

 

注目を浴びているウェアラブル・コンピュータ。それらの今後を占ってみたいと思います。

 

ウェアラブル・コンピュータとは、身に付けて持ち歩く事ができるコンピュータという意味ですが、多くの腕時計型製品が登場しては消えていきました。

 

例えばどのようなものがあるでしょうか。主な商品を挙げてみましょう。

 

◆腕時計型◆
1977年:計算機付き腕時計『Calculator』(SEIKO)
1982年:テレビ時計『TV watch DXA002』(SEIKO)
1984年:リストコンピュータ『UC-2000』(SEIKO)
1992年:ポケットベル『プレシャス』(docomo)
1998年:PHS(長野オリンピックで試用)(docomo)
1998年:コンピュータ『Ruputer』(セイコーインスツルメンツ)
2000年:リストモバイル『Chrono-bit』(セイコーエプソン)
2003年:PHS『WRISTOMO』(docomo)
2004年:情報端末『Smart Watch』(マイクロソフト)
2005年:PDA『Wrist PDA』(Fossil)

 

◆HMD(ヘッドマウントディスプレイ)/メガネ型◆
1996年:HMD『グラストロン』(ソニー)
2008年:HMD『UP300』(ニコン)
2011年〜:各社から一斉にHMD発売
2013年末:Google Glass発売予定

 

腕時計型では、電卓、ポケットコンピュータ、テレビ、ポケットベル、PHS、PDAと、当時の主力モバイル電子機器が並んでいます。しかし、いずれも長続きしませんでした。それは、なぜなのでしょうか?

 

1つ目は、デザイン性、操作性、耐久性等のハードウェアレベルや、マーケティングとして、後継機の存在、改良、コストパフォーマンス、汎用性(電池やベルト交換)等の配慮が要因として考えられます。

 

2つ目は、装着性でしょう。各人のサイズに合わせ、痛くない、疲れない、熱くない、重くないといった配慮、多様なファッション嗜好にまで踏み込んだ商品は無かったと言えます。初モノが「イノベーター層」に受け入れられても、「アーリーアダプター」や「アーリーマジョリティ」に浸透させるには、装着性への配慮が必要なものです。

 

今回のアップルやサムスンのスマートウオッチが定着するには、上記のうち、熱く感じないなどの装着性に優れた商品に仕上がっているかどうかがカギとなるでしょう。

 

一方、HMD型は、軍事用が起源であり、歴史は腕時計型よりも新しく、グラス型は『Google Glass』が初の商品となりそうです。それだけ、高い技術レベルが求められるということではないでしょうか。

 

『Google Glass』が定着するには、装着した際、装置の重みでメガネが斜めに傾かないような重量バランスの商品に仕上がっているかがカギとなるでしょう。

 

矢野経済研究所によると、スマートウオッチ/グラスの世界市場規模は、この1年で立ち上がり、この5年で急増するとしています。

 

◆スマートウォッチ◆
2012年:95万台
2013年:1000万台
2014年:3500万台
2015年:7000万台
2016年:1億台

 

◆スマートグラス(HMD含む)◆
2012年:15万台
2013年:45万台
2014年:160万台
2015年:700万台
2016年:1000万台

 

スマートフォン市場を牽引するアップル/サムスンの業績不調が伝えられていますが、偶然ではなく、スマートフォンが転換期に迫りつつあるということでしょう。
スマートフォンは、世に出てからすでに10年以上が経ち、『iPhone』登場からも6年が経っているので、次の主力探しが始まっているのです。

 

◆スマートフォン◆
1996年:情報端末『Nokia 9000 Communicator』(ノキア)
1999年:情報端末『BlackBerry』(RIM)
2002年:PDA『Treo』(ハンドスプリング)
2007年:スマートフォン『iPhone』(アップル)
2008年:スマートフォン『T-Mobile G1』(グーグル)

 

では、ウェアラブル・コンピュータを普及させるには、どのようにすれば良いのでしょうか?

ウェアラブル・コンピュータに必要なのは、新しい使い方による生活提案だという意見もあります。

 

皆さんでしたら、来るべきウェアラブル・コンピュータを普及させるために、どのような方策を考えますか?



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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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