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2013/03/28配信分

論理思考

本質的問題の発見

物事の実態や本質を正しく理解するためには、ロジカル・シンキングの考え方が欠かせません。ロジカル・シンキングとは、様々な情報を論理的に正しく理解し、自らの思考を論理的に整理・構成するための技術です。

 

その基本は2つあります。

 

1つは、アリストテレスの論理学で言うところの「A=B、B=CであればA=Cである」という論理構築です。これを積み重ねていくことで誰も考えつかなかった「A=Z」という答えを導き出すことができるのです。

 

もうひとつは、「足して100になる議論をする」ということです。AとBを足せば全体像になり、それ以外に漏れもなければ重複もない、という論理構造の構築です。

 

例えば「やる気をなくしているのは男性社員か女性社員か?」という設問は足して100になります。だから、男性社員だという解答が出たら、男性社員がやる気をなくしている原因を見つければよいことになります。

 

しかし「営業成績が悪いのは女子社員か若い社員か?」という設問だと、漏れと重複があるため答えを言われても原因は別のところにあって対策を間違える可能性が大きくなってしまいます。

 

「足して100になるAとBのどちらだろうか?」という設問を山のように繰り返して、そのプロセスの中で「これではない」「これは違う」と取捨選択をしてゆきながら問題の原因のレンジを狭めてゆく…このロジカル・シンキングによって本質的な原因を明らかにして、誰も答えを持っていない問題の解決策を導き出す技術、それが問題解決法なのです。

 

問題解決法を使用して正しい答えにたどり着くためには、まず、「何が問題なのか?」ということが分かっていなければなりません。それが分かってしまえば答えの半分は分かったも同然です。逆に分かっていなければ、正しい答えは永久に出てこないでしょう。

 

つまり、問題解決法の第一歩は「問題を定義する」ことなのです。

 

問題を定義するためにはデータを集めなければなりません。ただし、むやみやたらに集めても意味がありません。ここでは仮説を立てることが重要になります。

 

「もし問題が○○だとすれば、原因は××ではないのか?」という仮説です。その上でデータを収集し、事実に基づいて証明をしていくのです。

 

仮説の立て方は、アリストテレスの論理学で言うところの「二律背反」(相互に矛盾する2つの命題が同等の妥当性を持って主張されること)を使います。つまり「問題はAかB、2つのうちどちらかに違いない」というやり方です。

 

まずAを証明するデータを集め、それを検証した結果Aではないとなれば、この仮説は違っていたことになり、もう1つの仮説、Bが答えということになるのです。



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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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