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     ③ブランディングの重要性 ~顧客価値向上の為に~

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2016/03/16配信分

マーケティング

マーケティング概論
 ③ブランディングの重要性 ~顧客価値向上の為に~

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マーケティングの3回めの講義だ! 今回はブランディングについて解説していくぞ! くまおもブランディングには興味あるだろ?

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ブランドには興味ありますよ! でもどうやって認知されていったのでしょうか? 世の中にあるブランドも最初は無かったわけですから。

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■マーケティング概論■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.ブランディングの重要性 ~顧客価値向上の為に~
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今回は一連の商品・サービス提供を通して「自社の価値」を高めていく取り組み(=ブランディング)について考えてみたいと思います。皆さんはブランドと言うと、どの企業、あるいはどういった商品を思い浮かべますか?
 
 
¶顧客価値とは?
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ブランディングについて見ていく前にまずは「顧客価値」について考えてみましょう。顧客の受取価値は下記の式で表すことができます。
 
顧客の受取価値 =  総顧客価値  -  総顧客コスト
             ↑         ↑
           製品価値      金銭的コスト
           サービス価値    時間的コスト
           従業員価値     エネルギーコスト
           イメージ価値    心理的コスト
 
顧客の受取価値を高める方法には総顧客価値を高める方法と、総顧客コストを下げる方法があります。
 
これは顧客の受取価値を高める方法は製品の改良や値引きだけではなく、様々なアプローチがあるということを示しています。例えば、顧客に買いやすいような施策を施し、時間的コスト・エネルギーコストを下げることでも顧客の受取価値を高めることができます。またイメージ価値を高めることでも顧客の受取価値を高めることができます。このイメージ価値を高める為に“ブランディング”が重要となってきます。
 
 
¶ブランディングの重要性
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モノが溢れる時代において、製品価値や価格だけで差別化をしていくのは非常に難しくなっています。
 
ブランドは消費者にとって一定レベルの品質の保証することで、商品購入に対するリスクの軽減させる効果があり、意思決定の手段となります。
 
ブランド力を持つことは企業にとっては他社との差別化を図る参入障壁であり付加価値(利益)の源泉となります。
 
【参考】ブランド・エクイティーとは
 
一例として、アップルのブランド戦略を見てみましょう。アップルはコンピュータの小売が家電量販店を通して行われている時世、更にはネット直販が急成長している時に、独自の実店舗アップルストアを展開していきました。
 
店舗の賃料などを考えると一見非効率に思われる取り組みでしたが、アップルは店舗で商品を売るだけでなく、アップル製品を通したブランド体験の提供を目指していた訳です。
 
その取り組みもあって、アップルは製品価値だけでなくイメージ価値を含めた総顧客価値を高めることに成功しています。アップルのブランド価値の大きさは現在皆さんが感じておられる通りです。
 
 
¶カスタマー・リレーションシップ・マネジメント(CRM)
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ではどうすればブランド力をつけることができるのでしょうか?
 
ブランド力とファン作りは「鶏が先か、卵が先か」の議論になりますが、ブランドの価値を高めるには、顧客が深くそのブランドと付き合っていく仕組みを作ることが大切になります。
 
その取り組みをカスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)と言います。
 
ポイントカードやマイレージサービスなども顧客にそのブランドと継続的な関わりを築いて貰う為のCRMの一例です。
 
「市場が拡大している局面」や「自社の商品の浸透率が低い状況」では、いかに新規顧客を獲得するかも大切な視点ですが、「市場が飽和している局面」や「自社の商品の浸透率がある程度高まった状況」では、一度顧客になってくれた方にいかに買い続けて貰うかという視点も大切になってきます。
 
上位20%の顧客が企業全体の収益の80%を生み出すと言われる中、既存の顧客に自社のファン(ロイヤルカスタマー)になって貰い、それにより生涯顧客価値(Customer Lifetime Value)を高めていくかは非常に重要な取り組みとなっております。
 
【参考】ラグジュアリーブランドへの挑戦
 
ブランド価値の向上というのは一朝一夕にできるものではありません。中長期的な視点で顧客とどのような関わりを築いていくのか、いきたいのかという視点を持ちながら一貫性のある企業活動を続けていくことが大切です。
 
 
次回からはデジタルマーケティングについて見ていきたいと思います。
 
 
【執筆:山根 雄介/BBT大学院2015年9月 修了】
 
 



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顧客と深く付き合っていく仕組みなんですね! ファンを大切にするってやっぱり良いことなんだ!

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くまおももう「くまお」ブランドだったりしてな!笑

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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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