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     ③「仮説」との向き合い方を学ぶ

BIZトピックス 話題のビジネスマナーや、時事問題を大前研一やMBAホルダーの視点で鋭く解説。あなたの成長へのプロセス作りを後押しする、ビジネストピックス集。

2016/06/01配信分

マーケティング

シリーズ 「本当に使える分析力」
 ③「仮説」との向き合い方を学ぶ

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分析力のシリーズも3回目だぞ! くまおも「仮説」って聞いたか使ったことはあるだろ? 今回は仮説立案が不慣れな人に、ではどうやって仮説を立てていくのか、解説するぞ!

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仮説は使ったことも聞いたこともあります。 でも自分が知らないこととか分野に対してどうやって立案していくのか、いまいちよく分からないところもありますね。

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■本当に使える分析力■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 3.「仮説」との向き合い方を学ぶ
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¶ 「仮説立案」、その理想と現実
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「仮説」という言葉は、ビジネスの世界でもよく使われるようになりました。要は、「解のあたりづけ」のことで、これを実行することで、その後の作業効率性が飛躍的に高まります。
 
この言葉を使う使わないに限らず、仕事が早い人はほぼ確実にこのアプローチをとっているといっても過言ではありません。
 
さて、「解のあたりづけ」と書くと、シンプルで簡単なように感じられるのですが、実際はなかなか難しい作業です。
 
今回は、ケースを中心にその難しさと現実的な取り組み方について触れたいと思います。
 
 
¶ 何故「仮説立案」は難しいのか?
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1つ簡単な例を挙げてみましょう。
 
「恋人に最近メタボと言われたため10Kg減量」を課題としてみます。
では、仮説、つまり太った理由のあたりをつけてみましょう。
 □ 間食が増えた
 □ ジムに行くのをさぼっている
 □ 炭水化物ばかり食べている
 □ ・・・
 
と、誰でも挙げられると思います。かつ、今回は自分のことですので、上記の仮説は簡単に検証し、そして対応策まで描くことが出来ます。
 
では、次に以下の課題ではいかがでしょうか?
 
「低周波音被害を抑制したい」
 
先ほどのケースと違い、逡巡する人が多いのではないでしょうか?そもそもあまり耳慣れない言葉でしょうし・・・。
 
結局仮説立案が難しいのは、自身の想像力が及ばない課題への対処方法が確立されていないためです。従って、どうしてもある程度の知識と経験が必要とされるわけです。そういった本音はあまり書籍等では触れられていないかもしれません(一般的な書籍では、大体はロジックツリーを作って思考する、という初心者にはやや酷な手法が多いようです)。
 
 
¶ 現実的な仮説の立案方法
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自身の知識・経験では仮説立案が困難なケースでは、以下が有効です。
 
 1.調べながら試行錯誤してみる
 2.有識者に聞いてみる
 
1.ですが、最近だとWebで大概の情報は入手できます。仮説立案と聞くと、そういった情報ツールでの調査はタブー、またはそもそも目的意識のない情報収集を回避するために行うはずなので本末転倒にさえ感じるかもしれませんが、そのような形式にこだわっていては何も進めません。
 
勿論無作為に情報を入手しても始まらないので、例えば「低周波被害抑制」の場合は、まずそれがどういう被害なのかを調べます。すると、人間が探知できない低い周波数が体に悪影響を及ぼす現象ということが分かります。
 
そうすれば、「電子機器から定期的に離れる」「リラクゼーションルームを設ける」などあたりづけが容易になります。
 
2.はよりストレートです。企業特有の課題の場合は、Webで調べるにも限界があるため、むしろこのやり方を推奨します。
 
但し、有識者は大体忙しいのが通例です。何も考えずに聞いても迷惑になるだけなので、自分なりに最低限の下調べと趣旨伝達は事前に済ませておきましょう。これは解決案の実行段階においても影響を与える可能性もあります。
 
次に、1、2共通ですが、課題設計と同じように最初から因果関係にこだわっていくと、より仮説の精度が高まっていきます。仮説は1つとは限りませんが、多くとも3つには収斂出来るよう、常に問いを投げかける癖をつけてみてください。
 
但し、上記はあくまでまだ不慣れな段階での現実的なアプローチです。ややもすると他力依存という甘えに繋がりますので、その点は気を付けましょう。
 
 
¶ 仮説との向き合い方
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仮説立案でよくある一番の壁は「間違えることを恐れること」です。
 
これはそもそも「解のあたりづけ」という仮説の定義を誤解していることもありますが、それよりも、失敗を受容しない組織文化の問題が大きいでしょう。間違うことで責任を感じてしまう感覚は多かれ少なかれ誰にでもあると思います。
 
これはマネジメント層の理解が重要になりますが、仮説はあくまで仮のあたりづけであって、間違って当然ですし、また仮に有効に働いたとしても、永続性はありません。それよりもはるかに、仮説を元に行動して改善するサイクルのほうが重要です。
 
マネジメントの立場にある人が、仮説を恐れないこと、失敗しても業績評価には影響はないことを明示しておきましょう。むしろそれをポジティブな評価につなげてもよいと思います。
 
仮説はある程度ビジネスの世界でも馴染みにはなりましたが、実際効果的に使われているケースはまだまだ少ないです。
 
あまり重く受けとめずに、あくまで問題解決のための1つの通過点として、うまく付き合っていきましょう。
 
次は、仮説立案を受けてのデータ解析について触れたいと思います。
 
 
【執筆:福岡 浩二/BBT大学院2014年9月 修了】
 
 



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調べながら試行錯誤してみる、なら不慣れなうちは誰でもできそうですね! 私の近くにはケンイチさんがいるので、有識者に聞くこともすぐできます!笑

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くまお、私は安くないぞ!

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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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