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2016/06/15配信分

ITリテラシー マーケティング

シリーズ 「本当に使える分析力」
 ⑤解決案を行動に移すために

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分析力シリーズもいよいよ最終回だぞ! 課題解決までの準備はできたが、いざそれを伝えて実行定着させるまで、どうしたらいいだろうか? くまおはプレゼンするときには何か気をつけていることはあるか?

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私は話すことが苦手なので、プレゼンで人に伝わっているか不安なんです…。 どうしたらよくなるんでしょうか?組織を動かすなんてとんでもない話ですし。

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■本当に使える分析力■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 5.解決案を行動に移すために
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¶ 解決案の実行はラストワンマイル
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今回が本シリーズの最終回です。簡単に今までの流れを復習します。
従来の分析はデータ解析に偏っておりそれだけでは成果につなげにくいが、問題解決の流れとして分析を再定義することでその効果を高めよう、ということです。
 
前回までで解決案の準備までできましたが、重要なのはそれをどう伝え、実行・定着させるかです。
 
今回はそのポイントを中心に取り上げてみたいと思います。
 
 
¶ 大事なのはシンプルなメッセージと備え
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通常は、パワーポイントなどを使って報告するシーンが多いと思います。最近ではアニメーションなど簡単に演出効果の高い機能が簡単に使えますが、むしろそこにこだわるのは避けましょう。
 
重要なのは「メッセージ」、言い換えると受け手にどうなってほしいのか、です。
 
そのためには、1つのスライドにタイトルだけでなく1つのメッセージを書く癖をつけましょう。そして各スライドのメッセージを繋げて、論理が明確で分かり易いかをチェックしましょう。
 
そうすることで各スライド構成も頭に入るため、伝え方にもゆとりが出ます。
 
そして、どうしても話すこと自体が苦手だ、という人がいれば、解は1つ「徹底的に反復練習する」ことです。
 
今ではスマートフォンで自分撮りが容易になったので、こういったデジタルツールを積極的に活用して、常に自分を撮影するなど客観的に見て評価する習慣をつけてみましょう。
 
 
¶ 組織を動かすために
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課題が1人で解決出来るのであればよいのですが、残念ながら大半は組織活動でありそこには色々なタイプの方がいます。
 
例えば、今まで自分だけがやってきた仕事に対して、外部から人が突然やってきて問題点を指摘し改善を迫ってきたら、あなたならどう思うでしょうか?
 
確かに理屈は分かるけど、業務を知らない他人に上から目線で言われるとどうしても抵抗したくなりませんか?
 
やはり、仕事も人間が関与する以上、どうしても理屈だけでは割り切れない感情的な要素が入ってきます。
 
特にそのような方が意思決定に影響があるのなら、どんなに我々が論理的で筋の通った提案をしても、残念ながら彼らに行動を起こさせることは困難を極めるでしょう。
 
ではどうすればよいでしょうか?
 
答えは、早期から当事者として巻き込ませておくことです。
課題設計の段階でインタビューを推奨しましたが、ここで解決案の実行に影響を与える方との関係性づくりを意識して動くのです。
 
どのようなタイプの方でも、程度は違っても「自己承認欲」は存在します。
 
たとえ課題が明確であったとしても、出来る限り行動に影響のある方への質問・対話を通じて、可能であればその人の口から課題・解決方針が出てくるようにしてみましょう。
 
これに成功すれば、当事者が一体となって解決案の実行に立ち向かう可能性が一気に高まります。
 
たとえ早期巻き込みがうまくいかなくても、全体へ話をする前に個別相談して抵抗を緩和するよう出来る限り尽力しましょう。
 
ここは非常に泥臭い活動で嫌がる方もいるかもしれませんが、おろそかにすることで、「総論賛成各論反対」というよく組織で見られる現象に見舞われるのです。
 
 
¶ 心構えとして
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最後に、成果を出すために最も重要なマインドについて触れておきます。
 
どんなに理がたってもそれだけで人を動かすことが出来ないことは、経験者であれば誰でも痛感することでしょう。
 
仮に前項で述べたような当事者巻き込みに成功したとしても、我々自身に当事者意識が無ければその熱はすぐに冷めてしまうリスクはあります。
 
その当事者意識とは才能ではなく、日々の行動が蓄積・習慣化されて形成されていくものです。つまり、今まで日々の課題にどれだけ当事者意識をもって取り組んできたのか、に依存するのです。
 
これは好意的にとらえると、誰でも身に付けられるスキルとも言えます。どんな小さなことでも、仕事以外のテーマでも構いません。当事者意識をもって問題解決に臨む習慣づけをしてみてください。
 
あとは、今回のシリーズで述べたプロセスに沿って活動することで、驚くほど成果の質が変わって来ることでしょう。
 
分析力強化とは、とどのつまり自己改革といっても過言ではないでしょう。
 
習慣化するまでは抵抗があるかもしれません。私自身の経験を思い出すと、BBT大学院では自己改革意識が高い方が多いため、リスクを取る勇気と継続することの重要性を得ることが出来ました。
 
いずれにせよ、是非その困難を乗り越えて、読者の皆様がビジネスの成果を高め、最終的には自己実現につながることを願ってやみません。
 
今まで、本シリーズにお付き合いいただきありがとうございました。
 
 
【執筆:福岡 浩二/BBT大学院2014年9月 修了】
 
 



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反復練習して鍛えていくしかないですね! 私も組織を動かせるようになるために頑張ります!

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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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