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     ⑦AI(人工知能)とその他技術

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2016/08/24配信分

ITリテラシー

シリーズ 「ビジネスパーソンのための『 AI 』」
 ⑦AI(人工知能)とその他技術

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今回のシリーズも残すところ、あと2回だ! 前回までとは違って今回はAIが他の領域でどのように使われているのかを解説していくぞ! くまおも見たことがあるロボットにもAIが搭載されていたりするんだぞ!

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私でも見たことがあるロボットですか? 家庭にも浸透してきているんですね!

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■本当に使える分析力■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 7.AI(人工知能)とその他技術
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¶ AI(人工知能)とその他技術
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今までは「AI」に絞って紹介してきましたが、形状で言えばソフトウェアプログラムです。それ単体では触れることも出来なければ、目的を達することも出来ません。
 
これに物理的な制御を担うハードウェアや、現実社会での目的・意思決定を組み合わせることで初めて、AIが意味をもってきます。
 
今起こっているデジタル技術によるインパクトは、決してAI単体に留まらず、前回にも触れたとおり、あらゆる技術が加速度的に進歩していることによります。
 
今回は、AIの周辺領域に目を向けることで、改めてAIのインパクトを紹介したいと思います。
 
 
¶ 科学・技術への相互影響
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前回にも登場した、遺伝学やナノテクノロジーなどの進歩を受けて、人体に対する理解も分子レベルで可能になろうとしています。そして、その研究にもAIが活躍していることはあまり知られていません。
 
例えば、iPS細胞で有名な山中伸弥教授は、本連載でも登場したAIベンチャーPFI(プリファード・インフラストラクチャー)と、以前から共同研究を行っています。
 
iPS細胞に試験投与する薬物の種類とその結果は膨大となるため、AIがそこからパターンを見出す役割を担っています。
 
同じように、創薬・素材、または基礎科学において、データを収集・解析してそこからパターンを見出す、まさにAIが本領発揮できる分野での活躍が進んでいます。いずれは、AIが新しい科学法則を発見する日がやってくるかもしれません。
 
逆に、AIの性能を高める技術革新も進んでおり、その代表格はコンピュータの性能です。
 
ディープラーニングも、ニューラルネットワークの多層学習手法(アルゴリズム)だけではなく、膨大な学習データとそれを支える高速演算処理の恩恵にあずかっています。
 
例えば、量子力学の原理を応用して演算を行う量子コンピュータは、今のAIブーム以前から研究・開発が進められていました。そしてこの技術がAIの処理性能向上に期待出来るため、GoogleはNASAと組んで「量子人工知能研究所」を設立し、その性能向上を果たしています。
 
このように、AIが応用出来る領域と、逆にAIに応用できる領域は深く結びついており、それらが総体となって、AIのインパクトとなっていくわけです。
 
 
¶ ロボットとAI
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今までも、ロボットについては触れてきましたが、まさにAIと切っても切れない領域です。
 
前回、軍事転用の話をしましたが、もちろん他にも災害救助など人類貢献も大きいです。
 
例えば、9.11で崩壊した建物の瓦礫処理で初めて投入されたのがiRobot社のロボットです。元々は地雷検知の研究から派生して出来たのですが、今ではそれが家庭用に応用されて、日本でもおなじみになりました。それが、家庭用ロボット掃除機「ルンバ」です。
 
さて、このiRobot社の創立者ロドニー・ブルックス氏は、新しく会社を立ち上げて、「バクスター」と言うロボットを開発しています。
 
彼の考えるAIは、歴史で主に紹介したコンピュータ上での推論・学習手法ではなく、現実社会との物理的なやり取りを通じて適応する考え方です。
 
バクスターもそれに則っていますが、もう一つ大事なコンセプトがあります。それは、人の作業を奪うのではなく、協力することを目的としていることです。
 
下記サイトでロドニー氏がTEDで講演した動画が閲覧できます。
 
【資料】なぜ、私たちはロボットに頼ることになるのか(TED 2013年)
 
その中では、今後労働人口が減少する中で、バクスターのようなロボットが人間と協力することで、雇用を奪うのではなく、むしろ我々の尊厳を維持してくれることになる、と訴えています。
 
これは我々個人が、AIと向き合う上で非常に重要な考え方です。
 
最終回となる次回は、個人としてこれからAIとどのように接するべきなのかについて触れてみたいと思います。
 
 
【執筆:福岡 浩二/BBT大学院2014年9月 修了】
 
 



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ルンバは見たことありました! AIが雇用を奪うイメージがあったりしますが、共生できる社会になるといいですね!

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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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