BIZTIPS>BIZトピックス>シリーズ 「ビジネスパーソンのための『 AI 』」
     ⑧AI(人工知能)時代を生き抜くために

BIZトピックス 話題のビジネスマナーや、時事問題を大前研一やMBAホルダーの視点で鋭く解説。あなたの成長へのプロセス作りを後押しする、ビジネストピックス集。

2016/08/31配信分

ITリテラシー

シリーズ 「ビジネスパーソンのための『 AI 』」
 ⑧AI(人工知能)時代を生き抜くために

人画像
上部枠

このシリーズもいよいよ今回で最終回だ! 我々はAIとどのように向き合っていったらいいのかを考察してみるぞ。

下部枠
矢印
熊画像
上部枠

仕事がなくなるなんて心配をしている人もいますが、AIは人間の仕事を奪うために誕生したわけじゃないですよね? AIがやがてターミネーターのようなものになるわけじゃないわけですから。

下部枠
矢印

 
■本当に使える分析力■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 8.AI(人工知能)時代を生き抜くために
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
¶ AI(人工知能)時代を生き抜くために
───────────────────────────────
 
最終回となる今回は、我々個々人がAIとどのように向き合って行くべきなのかについて触れてみたいと思います。
 
まずは、簡単に今までの流れを振り返ってみます。
 
AIは幾度かのブームを経ながら、コンピュータ性能向上・インターネット普及(学習データ獲得)の追い風を受けて、ディープラーニングという、特徴の抽出を可能にする手法でブレークスルーが起こりました。
 
汎用的なAIとしてはまだ道半ばですが、用途に絞れば既に人間の能力を超えるレベルには至っています。既に産業・社会のあらゆる領域でAIの活用が進んでいますが、どの新技術でも起こり得るように、AIの活用においては良い面、悪い面の両方を検討したうえで判断する必要があります。
 
では、早速我々の活動、特にビジネスシーンにおいてAIがどう関わっていくのか、ミクロな視点から見ていきたいと思います。
 
 
¶ 問題解決から見たAI
───────────────────────────────
 
ビジネスは、問題解決の集まりという見方もできます。そしてそのプロセスは大まかに言って以下に構成されます。
 
 1.目標設計
 2.課題の明確化
 3.データ解析
 4.解決案の実行
 
この順番にAIの強み、弱みについて触れてみます。
 
「1」の目標設計ですが、そもそもAIが自ら目標を持つということはありません。これは組織・個人としてやりたいことを持った我々人間でないと出来ないことです。
 
「2」の課題の明確化については、若干ケースに依存します。過去に類似かつ豊富な問題解決を経験したAIであれば、そこからパターンを認識して課題を明確化することは可能です。一方、人間は過去の経験がなくても問題を発見する柔軟な能力を備えています。
 
「3」のデータ解析はまさにAIが有利な領域でしょう。今までは特徴(または変数)のインプットから人間が初期設定しないといけなかったのが、今や作業目的を与えればその影響因子も自身で学習するようになりました。これからデータ解析というプロセスにおいては、ますます人間からAIに置き換わっていくことが予想されます。
 
「4」の解決案の実行についても、ケースに依存するといえるでしょう。データ出力や動力を提供する仕事であれば、ロボットの発達もあり大概のことはAIを通じて指示・実行することができます。しかし、解決案を人間に実行させるには、いわゆるリーダーシップ能力が必要とされ、まだ人間にしかできない領域と言えるでしょう。
 
「2」も「4」も、今後AIが進化することで徐々にその領域が広がる可能性は否定できません。
 
従って、ビジネスパーソンとして最低限やるべきことは、問題発見力とリーダーシップ能力を高めていき、人間でなくては出来ない領域を強固にすることです。
 
 
¶ AI社会を生き抜くために
───────────────────────────────
 
AIはいずれにせよ、今後我々の生活に染み渡っていくことは避けられないでしょう。それがもたらす負の側面ばかりに不安を覚えるだけでは、翻弄されてしまうだけです。出来る限り今からでも、AIを正しく知り賢く使いこなす工夫をしていくほうが賢明かと思います。
 
AIを知るには、iPhoneのSiriを使ってみたり、Google Photoのような無料サービスを試してみるだけでも、その音声・画像認識の性能を実感できます。我々がAIにデータを与えるほど、AIはより我々のことを知り、例えばパーソナルアシスタントとしての効果が期待できます。
 
但し、利便性と同時にデータ漏えいリスクも内在します。AIサービスを使いこなしていくことで、我々自身が責任意識を持って、どこまでをAIに委ねるのかを判断していくことが今後求められていくでしょう。
 
そして、前述の問題解決プロセスにおいては、知識やデータ解析はAIがますます担っていくため、目標設計、問題発見、リーダシップといったソフトなスキルが求められていくでしょう。
 
例えばBBT大学院では、知識獲得というよりは、考えるプロセス、発想術、そしてクラスディスカッションを通じたリーダーシップ力を重視しています。このような教育機関もうまく活用しながら、これからAI社会でますます必要とされるスキルを高めていくことは可能です。
 
 
最後になりますが、AIが今後どう進化しようが、我々の人生における目的を教えてくれることはありません。
 
AIを知ることは、最終的には我々自身の人生目的を振り返ることに帰着します。
 
この人類最高の道具をうまく使って、我々人間でしか定められない目標の実現に到達出来ることを心より願っています。
 
今まで、本シリーズにお付き合いいただきありがとうございました。
 
 
【執筆:福岡 浩二/BBT大学院2014年9月 修了】
 
 



熊画像
上部枠

人間でしかできない領域を強固にしておくことが大事なんですね! 私もクマにしかできないことを強固にしておかないと鮭がAIによって奪われてしまいますからね!

下部枠
矢印
一票を!

今後のサイト作りの参考にさせて頂きます。

役立った!
同一カテゴリのトピックスを読む
MBA診断

本サイトのBIZトピックス・ビジネステンプレート・ビジネス用語集は、ビジネス界の第一線で活躍する大前研一が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学大学院が提供しております。

【無料】9日間でカフェ経営メルマガ

<ステップメール>経営学の要諦を物語で学ぶ!定年退職した父親は元公務員。ビジネス経験ゼロの父が、一流の経営者になるまでの感動のストーリー

BIZTIPSとは?
close

BIZTIPSは、ビジネスに関する様々な情報を集約したビジネスパーソンの知的給油所です。現在進行形で起こっている諸問題、疑問に対するプロの見解や最新のビジネストピックスなど、必読情報満載のポータルサイトです!

BIZまとめ
役立つ5つのコンテンツ
BIZトピックス
BIZ用語集・テンプレ
BIZライブラリ
BIZリファレンス
検索人気ワード

バナー

バナー

バナー

BIZクイズ一問一答!

問題

特性要因図とも呼ばれる対象となる特性と影響を及ぼす種々の要因の関係を整理した図を何という?

ビジネスの第一線から最新情報を配信中!
本サイトは日本を代表する経営コンサルタント・大前研一氏が学長を努めるビジネス・ブレークスルー大学大学院が提供しております。
ビジネスの第一線で活躍する講師陣ならではの最新のビジネス情報を配信中です。

大前研一

大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

PAGE TOP