2016/08/31配信分
636――これは何の数字?
●正解:SMAP解散に伴う日本経済の年間損失額は636億円●
8月14日の未明に発表されたSMAPの解散。リオ五輪のメダルラッシュにかき消されるように、報道は下火になってきましたね。しかし、ファンクラブの人数だけで100万人を超える国民的アイドルグループが故に、いたる所に解散の影響が出てくることでしょう。
数理経済学者の宮本勝浩氏の分析によると、解散に伴う日本経済の年間損失額は636億円にも上るとのことです。636億円を分解すると・・・
●直接効果
・SMAPの年間収入 ・・・250億円
・コンサート開催によるファンの交通費・飲食費など ・・・30億円
●一次波及効果
・コンテンツ制作費など ・・・119億円
●二次波及効果
・直接効果、一次波及効果の企業で働く人の所得増が消費に回る効果など ・・・137億円
「経済効果」(もしくは「経済波及効果」)とは、新たな需要が生じた場合、その需要を満たすために様々な産業の生産額や価格の影響が次々に広がっていくことを言います。額の算出にあたっては、「直接効果」「第1次間接波及効果」「第2次間接波及効果」の3段階に分けて計算を行います。
ちなみに、経済波及効果を計算するファイルがあります。
「経済波及効果を計算してみましょう」 総務省HPの計算エクセル表!
実際に 宮本教授が提示した数値を上記エクセル表に入れてみたところ、ほぼ同様の算出数値が得られました。
皆さんも、もし自分がある需要を喚起したら、世の中に与えるインパクトはどの程度になるのか、算出してみませんか!?
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