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2017/04/24配信分

「テーマパーク」をウォッチ!

 
今回は、「テーマパーク」を取り上げてご紹介いたします。
 
先日、4月の第1週に2大テーマパーク、東京ディズニーリゾート(TDR)とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の2016年度の入場者数が発表・報道されました。
TDRの入場者数は約3000万人と2期連続の前年割れとなっています。一方、USJは約1460万人と3年連続で過去最高を更新しています。
 
20170417
 
報道では、TDRの落ち込み要因として、入場券値上げの他に、混雑状況・アトラクションの待ち時間の長さが指摘されています。日経MJ(注)によると、TDRに行く頻度が「減った」と回答した人が47.5%を占めています。頻度が減った主な理由として、「チケット・パスポートの価格が高い」(29.3%)、「混雑している」(24.2%)があげられています。一方、USJの行く頻度が「減った」と回答した人は39.9%で、その要因としては「チケット・パスポートが高い」(28.0%)、「混雑している」(18.2%)となっています。アンケートからTDRの「混雑」への不満がUSJとの差となっていることがわかります。
 
今度は別の視点で、混雑度合いを面積当たりの人数で比較・検討してみたいと思います。TDRパーク内面積は100万㎡、USJパーク内面積は47万㎡です。2016年度入場者数を単純に面積で割ってみると、TDRは30.0人/㎡、USJは31.1人/㎡となりました。
 
つまり面積当たりの人数で比較すると、USJの方が混雑していることになります。先ほどの消費者アンケートと反対の結果になります。
 
このことから、どのようなことが読み取ることが出来るでしょうか。
単純に面積で比較するのではなく、アトラクションのキャパシティの状況で比較する必要があるといえるでしょう。
 
その他の考え方としては、現状のまま集客拡大すると、TDRだけでなくUSJも混雑に対する不満が高まることが予想されます。一方、TDRにはパーク内混雑をUSJ並みに改善できる余地があるとも考えられます。
 
今後のTDRの混雑解消策を含めた施策が注目されるところですね。
 
注:日経MJ(2017年4月3日)、日経MJがインテージを通じて全国10-60代の男女1219人対象に調査を実施
 
 



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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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