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2018/02/26配信分

「国内コーヒーの市場規模」をウォッチ!

 
今回は、「国内コーヒーの市場規模」を取り上げてご紹介いたします。
 
先日2月9日にセブン・イレブンジャパンが同社のドリップコーヒー「セブンカフェ」を3月から刷新すると発表しました。一杯当たりの豆の使用量1割増加、焙煎の種類を3種類へと増加、豆を蒸らす時間を延ばしてうまみとコクを出すなどの刷新が行われるそうです。
 
2013年の発売以来、累計で約39億杯を提供しており、2018年2月期の販売数量は10億杯を超え、19年2月期には11億杯、発売開始から累計50億杯の達成を目指すとのことです。
 
「セブンカフェ」を代表するコンビニコーヒーが出た当初は、1杯100円でおいしいコーヒーが飲めるようになり、缶コーヒーや、コーヒーショップに大きな打撃があるのではないかと話題になりました。
 
それでは、国内でのコーヒーの消費自体が伸びているのかどうか、コンビニコーヒーによって缶コーヒー、喫茶・カフェに影響があるのか、数字を見て確認したいと思います。
 

 
全日本コーヒー協会の統計によると、国内コーヒーの消費量(生豆換算)は、1996年に約35.2万トンでそこから増加し2007年に約43.8万トンとなりましたが、以降減少・横這いとなりましたが、2012年(42.8万トン)から再度増加傾向に転じ2016年には約47.2万トンまで増加しました。1996年からの20年間で見ると、消費量が約12万トン増加したことになります。
 
コンビニコーヒー、缶コーヒー、喫茶・カフェの市場規模(金額ベース)がどう変化したかを見てみましょう。コンビニコーヒーの市場規模は、2012年(200億円代)から2013年(1000億円代)にかけて大きく増加しています。その後も増加し続け、2017年は2300億円代になると予測されています。
 
缶コーヒーの市場規模は、2012年に約7400億円だったものが、ゆるやかに減少し2017年には約7300億円となっています。減少しているとはいえ、コンビニコーヒーより2倍以上の市場規模となっています。
 
喫茶・カフェの市場規模を見ると、2012年の約1兆200億円から2015年の約1兆1300億円へと、約1100億円程度市場が拡大しましたが、2016年には約1兆1170億円と約130億円縮小しています。
 
コンビニコーヒーの影響があるとはいえ、コーヒー市場全体が伸びているので、缶コーヒー、喫茶・カフェの市場規模は横ばい・微減といった影響にとどまっているといえそうです。
 
ちなみに、コーヒーの消費量(一人当たり/年間)を国際比較すると、最も消費量が多い国がノルウェーで9kg/人、次いでスイス7.7lg/人とコーヒー輸入国が上位を占め、コーヒー輸出国の中ではブラジルが5.9kg/人と上位に位置しています。日本は3.7kg/人と、他の先進国である米国の4.7/人やEU平均の5.1kg/人よりも少ない状況です。
 
コーヒーを飲む文化・ライフスタイルの定着を考えると、日本のコーヒー消費は欧米に近づくことが想定されるので、日本のコーヒー市場全体も、まだまだ伸びる余地があるのではないでしょうか。
 
 



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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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