BIZトピックス 話題のビジネスマナーや、時事問題を大前研一やMBAホルダーの視点で鋭く解説。あなたの成長へのプロセス作りを後押しする、ビジネストピックス集。

2018/04/23配信分

「ランドセル市場動向」をウォッチ!

 
今回は、「ランドセル市場動向」を取り上げてご紹介いたします。
 
毎年4月は新小学1年生が入学式を迎えますが、その翌春に新たに小学生になる子供へのランドセル商戦が、春ごろから既に活動が始まるそうです。ランドセルを販売する側からすると「ランドセル商戦」ですが、購入する側からするとランドセル購入する活動、略して「ラン活」という造語が広まっています。この「ラン活」は年々熱を帯びていると言われています。その背景には、少子化と、祖父母の孫への支出増加があるそうです。一人の子供に対して、両親と双方の祖父母を合わせて6つの財布「シックスポケット」現象が起きているとの指摘もあります。
 
実際、ある調査によると、ランドセルの購入目的が「贈答」との回答が40%ありました。また、ランドセルメーカーの株式会社セイバンの調査(2017年4月入学の子供がいる人対象)によると、「ランドセルの購入者(支払者)は誰ですか?」との問いに対して、回答が最も多かったのは「母方の親」(39%)で、次いで「父方の親」(32%)となっています。すなわち、ランドセルは、祖父母からの贈答品として定着していることがうかがえます。
 
ちなみに、2019年4月新入学児童対象ランドセル商戦は、2018年の年明けから始まっており、照準をゴールデンウィークに合わせ、百貨店など各社力をいれています。
それでは、実際、新入学小学生の数はどう推移しているのか、ランドセルの価格帯は上がっているのか、ランドセルの市場規模がどの程度なのか、数字で確認してみたいと思います。
 

 
まず、ランドセルを購入する小学校入学前の子供(翌年小学1年生)の推移を見てみると、やはり少子化ということもあり、減少トレンドとなっています。2007年は約117万人でしたが、2010年には109.7万人と110万人を割り込み、2017年には104.5万人となっています。一方、ランドセルの平均購入価格の推移をみると、上昇トレンドとなっており、2007年は3.2万円でしたが、2014年には4.2万円と4万円を超え、2017年は4.4万円(ランドセル工業会推定)となっています。
 
市場規模は、2013年から見ると、やや増加トレンドとなっており、2013年は400億円台前半でしたが、2017年は440億円近くになっています。
 
このように、少子化といえども、祖父母が中心にランドセルに支払う金額の伸びが、人口減少以上となっているため、市場規模自体は若干増加トレンドになっていると考えられます。
 
なお今年の3月に横浜高島屋が、来春入学者向けのランドセルの販売を始めましたが、その価格帯は6~約18万円との報道もあります。「ラン活」や「孫消費」市場は、どこまで盛り上がっていくのか、今後も注目していきたいですね。
 
 



一票を!

今後のサイト作りの参考にさせて頂きます。

役立った!
同一カテゴリのトピックスを読む
  • カテゴリーなし
MBA診断

本サイトのBIZトピックス・ビジネステンプレート・ビジネス用語集は、ビジネス界の第一線で活躍する大前研一が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学大学院が提供しております。

【無料】9日間でカフェ経営メルマガ

<ステップメール>経営学の要諦を物語で学ぶ!定年退職した父親は元公務員。ビジネス経験ゼロの父が、一流の経営者になるまでの感動のストーリー

BIZTIPSとは?
close

BIZTIPSは、ビジネスに関する様々な情報を集約したビジネスパーソンの知的給油所です。現在進行形で起こっている諸問題、疑問に対するプロの見解や最新のビジネストピックスなど、必読情報満載のポータルサイトです!

BIZまとめ
役立つ5つのコンテンツ
BIZトピックス
BIZ用語集・テンプレ
BIZライブラリ
BIZリファレンス
検索人気ワード

バナー

バナー

バナー

BIZクイズ一問一答!

問題

相互に重複がなく全体として漏れがないことを指すロジカルシンキングの基礎技術って次のどれ?

ビジネスの第一線から最新情報を配信中!
本サイトは日本を代表する経営コンサルタント・大前研一氏が学長を努めるビジネス・ブレークスルー大学大学院が提供しております。
ビジネスの第一線で活躍する講師陣ならではの最新のビジネス情報を配信中です。

大前研一

大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

PAGE TOP