BIZTIPS>BIZトピックス>『 卒業研究 』を覗き見!
     ⑤問題点の分析と修正でどんどん現実味を増すプラン

BIZトピックス 話題のビジネスマナーや、時事問題を大前研一やMBAホルダーの視点で鋭く解説。あなたの成長へのプロセス作りを後押しする、ビジネストピックス集。

2018/11/21配信分

経営戦略 論理思考 財務

『 卒業研究 』を覗き見!
 ⑤問題点の分析と修正でどんどん現実味を増すプラン

熊画像
上部枠

前回はプロからのきびしい~指摘がありましたね…私も真摯に受け止めてなんとか立ち直りましたよ!
さて、指摘を踏まえてどのように改善していけばよいのでしょうか?

下部枠
矢印
人画像
上部枠

よく立ち直ったな、えらいぞくまお!
ここからの修正は、BBT大学院で学んだ『問題解決思考』をフル活用していくぞ。

下部枠
矢印

 
■ 卒業研究 ■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5.問題点の分析と修正でどんどん現実味を増すプラン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
卒業研究の連載、第5回目です。
 
前回のヒヤリングフェーズでは研究テーマのビジネスモデルに対して、プロの視点から厳しいご意見をいただいた事をご紹介しました。今回は指摘事項を踏まえてどのように修正したかについて、ご紹介します。前回も述べたように、卒業研究は個人作業であり、テーマによって取り組み方法は様々です。
本連載では筆者の個人的な体験を元にしており、BBT大学院における卒業研究の「正解」ではないことは予めご理解ください。
 
 
 
¶ 顧客像が不鮮明では事業化が困難
──────────────────────────────
 
まずあらためてプロの指摘内容を整理し、事業化が難しい原因を考察しました。
 
当時を振り返って、代表的なものをいくつか挙げます。
 
(1)ヒトを集めただけでは、売れるものを作るための「思い」が醸成されない
(2)ステークホルダーか多く、売れる体制を作るにはコストがかかりすぎる
(3)顧客像が不明瞭である
 
それぞれについて、詳しく説明します。
 
(1)は、ヒット曲がどうやって生まれるかを考えるとわかりやすいかも知れません。人々の心に残る音楽は、強烈な個性や才能を持った「ヒト」から生まれています。この先、AIなどの進化により、機械が人々の心をつかむ音楽を生みだす時代が来るかも知れませんが、現段階ではまだそのような音楽は生まれていないようです。モノづくりも同じ構図で、個人のパワーこそが重要ということです。
 
(2)について、私の企画では、デザイナー、設計者、生産者というさまざまなステークホルダーの参加が必要です。従ってそのような人々が参加したくなる動機づけをしなければなりません。インセンティブには多くの場合、コストが伴います。私はゼロイチのベンチャー起業を想定しており、リソースが極端に限られているという前提のため、コストをかけてステークホルダーを集めることは難しいと考えました。
 
そしてもっとも重要なポイントが(3)でした。ビジネスには当然「顧客」が必要です。私は仕組み構築に目を奪われすぎており、どのような顧客に何を売りたいのかを明確になっていませんでした。
 
 
 
¶ 顧客を明確にし、売り物を決める
──────────────────────────────
 
このような反省を踏まえ、ステークホルダーを少なくし、顧客像を絞ったビジネスから始めることにしました。ビジネスが成長した暁には、当初のイメージだったモノづくりプラットフォームを視野に入れるという方向性に修正をしました。
 
まず、ターゲット顧客を、モノづくりに興味がある一般ユーザーに絞りました。そしてその顧客に対し、「モノづくりの体験」を商品として提供することにしました。これは自分がそのようなサービスがあれば活用したいという思いがあり、さらに、再度実施したアンケートやインタビューなどを通じて、一定のニーズの可能性を感じたからです。
 
 
 
¶ インターネットでモノづくりが完結することを体感
──────────────────────────────
 
商品について、少し詳しくご説明をします。
 
例えば、「液晶卓上カレンダー」のようなミニ家電を想像して下さい。従来は、ミニ家電の部品であるプラスチック製の筐体や電子部品などは、専門店に行かないと手に入りませんでした。しかしモノづくり環境が大きく進化した現代は、個人で簡単にインターネットを活用して試作品を作ることが可能です。動作を司るプログラミングコードなどもインターネット上にたくさん公開されています。
 
さらに自分だけのオリジナル筐体を設計し、3Dプリンタ制作業者にCADデータをメールすると、データを元に製造された加工品が送られてきます。これらは、実際に自分で実証実験を行い、個人での製作が実現可能であることを確認しました。
 
そこでミニ家電のパーツ販売と作り方のノウハウを「モノづくりの体験」として商品化し、モノづくりに興味がある一般ユーザーに販売することを事業の第1段階としました。第1段階で一定数のユーザを獲得したら、それらをカスタマイズして、ユニークな製品を発表する場を作ることを第2段階とし、ユニークな製品が生まれたら、量産体制に向けたアクションを取るという流れで当初の計画を実現する、という事業の流れに修正をしました。
 
 
 
¶ 問題解決の手法でアイデアを探り、現実味を増していく
──────────────────────────────
 
当初はモノづくりの場を作る、というアイデアを元に考案したビジネスモデルでしたが、インタビューで厳しいご意見を頂いたことで、場を作るためのプロセスをビジネスモデルに組み込み、現実味が少し増したプランに発展できたように思います。
 
行き詰まると現状を分解して問題点を探し、新たなアイデアを探って次のステップに進める手法は、BBT大学院の科目にもある『問題解決思考』で学んでいました。
 
まさしくMBAで学んだことを「総動員」するのが卒業研究という事をこのプロセスで実感しました。
 
次回は、研究成果をドキュメントにまとめ、審査を受けるステップについてご紹介いたします。
 
 
【執筆:村西 重厚/BBT大学院修了】
 
 



熊画像
上部枠

最初考えていたビジネスモデルがブラッシュアップされて、問題点も解消されさらに現実的なプランになりましたね!ワクワクしてきました!

下部枠
矢印
一票を!

今後のサイト作りの参考にさせて頂きます。

役立った!
同一カテゴリのトピックスを読む
MBA診断

本サイトのBIZトピックス・ビジネステンプレート・ビジネス用語集は、ビジネス界の第一線で活躍する大前研一が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学大学院が提供しております。

【無料】9日間でカフェ経営メルマガ

<ステップメール>経営学の要諦を物語で学ぶ!定年退職した父親は元公務員。ビジネス経験ゼロの父が、一流の経営者になるまでの感動のストーリー

BIZTIPSとは?
close

BIZTIPSは、ビジネスに関する様々な情報を集約したビジネスパーソンの知的給油所です。現在進行形で起こっている諸問題、疑問に対するプロの見解や最新のビジネストピックスなど、必読情報満載のポータルサイトです!

BIZまとめ
役立つ5つのコンテンツ
BIZトピックス
BIZ用語集・テンプレ
BIZライブラリ
BIZリファレンス
検索人気ワード

バナー

バナー

バナー

BIZクイズ一問一答!

問題

相互に重複がなく全体として漏れがないことを指すロジカルシンキングの基礎技術って次のどれ?

ビジネスの第一線から最新情報を配信中!
本サイトは日本を代表する経営コンサルタント・大前研一氏が学長を努めるビジネス・ブレークスルー大学大学院が提供しております。
ビジネスの第一線で活躍する講師陣ならではの最新のビジネス情報を配信中です。

大前研一

大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

PAGE TOP