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     ⑧テクノロジーは未来社会を作る ~顧客との共創~

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2019/01/30配信分

『 起業家精神研究 』を覗き見!
 ⑧テクノロジーは未来社会を作る ~顧客との共創~

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これが最後のビジネスストーリーです!
前回は、漆原さんがどのように潜在ニーズを発見したかを学びましたね!やっぱり大変なのはそこからどのように理想を形にしていくか、ですよね。

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そうだな!まずは世の中に求められているものを知り、そこから自分の中でしっかり理想をイメージする。どのように実現するかを考えるうえでこれが軸となることを忘れないように!さて、漆原さんはどのように実現したのか、見てみよう。

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■ 起業家精神研究 ■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8.テクノロジーは未来社会を作る ~顧客との共創~
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今回も、前回に引き続き、ウルシステムズ株式会社 代表取締役社長 漆原茂氏のビジネスストーリーをお伝えします。
 
漆原氏が目指したのは、ガラパゴス化した日本のシステム開発産業ではなく、シリコンバレーのように、IT技術者が高く評価され、顧客満足が高い世界でした。
 
どうやってその世界を作り上げていったのか、詳しく見ていきましょう。
 
 
 
¶ 事業の軸足を定め重要な仕事にフォーカスする
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事業を始めるにあたって、漆原氏は、安易に儲ける方向には走らない、と決めました。
裏を返せば、当時、安易に儲ける方法はいくらでもありました。
 
受注側で人を仕入れて売るだけのビジネス、自社受注のための作為的なコンサルティング、パートナーへ開発を丸投げするだけのビジネス、他社製品にマージンを乗せて売るだけのビジネス、等々、そういったことはやらないと決めました。
 
事業を戦略的ITコンサルティングと位置づけ、企業側に立って「発注側を強くする」業界独自のポジションを取りました。
 
ビジネス価値を生むためには、戦略的ITが不可欠です。
そして、戦略的ITで効果を出すためには質の高い発注側IT人材が不可欠です。
 
また、今はニッチマーケットでも、戦略的ITの潜在ニーズは大きく、将来は大きなマーケットに成長するという確信が、漆原氏にありました。
 
来たるべき時に備えて、少数精鋭のチームで重要な仕事、つまり、イノベーティブで他にはできないような仕事にフォーカスし、業界で実績を積み上げました。
 
また、独自技術と方法論をULBOKとして体系化して日々ナレッジとして社内に蓄積し、高品質なサービスを顧客に提供したり、人材教育に活用できる仕組みを整えました。
 
技術を持った社員にコンサルティングやビジネススキルを身につけさせることで、著しく成長し良い仕事ができる、と漆原氏は語ります。
 
蓄積したナレッジは、IT業界への貢献を目的として、書籍や記事等で公開しました。
 
こうした活動を通じて、尖った会社というイメージが浸透し、良い人材が集まるようになりました。
 
そして、集まった人材が価値の高い仕事をする事で、ますます業界の知名度があがり、また、人が集まってくる、という好循環が生まれました。
 
 
 
¶ ナレッジの進化で市場でポジションを取る
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市場でポジションを取るために、社員の成長が不可欠で、そのために、「ナレッジを進化」させる事が必要だと、漆原氏は語ります。
 
五年後の技術は今は存在していません。
それにどうリーチして、自分たちがリードできるポジションに行くかが大切だ、とも語ります。
 
それは、現状に満足せずに常にブラッシュアップし進化するという事でもあります。
 
IT業界は進化が早い世界ですが、進化が早いからこそチャンスがあります。
 
進化が早い世界の渡り方を知っている漆原氏にとっては、非常に面白い世界であるようです。
 
 
 
¶ 顧客とビジネスを共創する
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これまで見てきたように、先の市場を読んで独自のポジションを取り、質の高い人材を採用・育てることで、事業・組織を成長させてきました。
 
しかし、これらは自然増であり、爆発的に伸ばそうとするなら、自分たちで自主的に事業をしないと伸びない、と漆原氏は語ります。
 
戦略的ITを事業としているため、必然的に顧客の新規事業や根幹のビジネスにも関わる事となります。
 
そのため、既存事業の延長上で、共同での事業や出資などの話をいただく事も大変多いようです。
 
また、様々な技術を駆使して、事業内容を具現化できるので、顧客の新規事業のパートナーとしても、最適な存在であり、一方、新規事業に参画する社員にとっても、当事者意識を持って参画できるので、人材育成にも役立ちます。
 
顧客とビジネスを共創することは、顧客と自社、双方にメリットがある、と漆原氏は語ります。
 
 
 
¶ テクノロジーは未来社会をつくる
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テクノロジーとコンサルティングを結びつける事で価値を生み出し、成長を続けてきたウルシステムズ。
 
未来社会をつくるためには、テクノロジーだけではなく、未来社会に対して思いを描き、技術者が自由にやることが大切だと、漆原氏は語ります。
 
あなたは、未来に対してどんな思いを描くでしょうか。
そこから、あなた自身のビジネスのヒントがつかめると思います。
 
 
【執筆:村上 昌也/BBT大学院修了】
 
 



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理想の未来を思い描いて仕事をするってとっても素敵です!
私はどんな未来を描こうかなあ~

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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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