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     ②問題行動はモンスターの「モグラたたき」現象である

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2019/03/27配信分

組織人事 経営戦略

『 戦略的人材マネジメント 』を覗き見!
 ②問題行動はモンスターの「モグラたたき」現象である

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さて、前回は「困った人たち」の心の状態について考えました!
理性では認められないものを心の奥底に隠してしまう、これがコンプレックスということでしたよね。普段は見えないこのコンプレックスが、顔を出した時、何が起こるのでしょうか?

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コンプレックスが顔を出すと、行動だけでなく心にも大きな変化が現れるんだ。まさにモンスターが暴れだす!といったイメージだと言えるぞ。

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■ 戦略的人材マネジメント ■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.問題行動はモンスターの「モグラたたき」現象である
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¶ 「問題行動」の主原因はコンプレックス? 
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職場における「困った人たち」は厄介な存在です。
彼らの問題行動を簡単に解決する方法はありません。
一方で、彼らの心の動きを理解すれば、ある程度の対応策を講じることが可能です。
 
問題行動の多くは、無意識の中に閉じ込められたモンスター、コンプレックスが原因です。
 
自分で直視することができない過去の出来事や、常識的ではない思想、異常な性癖などがあると、それを無意識という領域に閉じ込め、知らないふりをすることで心を安定させようとします。
 
しかし、なにかの拍子にそのモンスターが顔を出すと、心の安定が崩れ、問題行動を引き起こします。
 
 
 
¶ モンスターと超自我の関係 
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人間の心の中は、意識と無意識に分けられます。
 
人間は、意識の領域で物事を正確に捉えたり、理性的に考えたりします。
この意識の領域を自我と呼ぶ場合もあります。
 
それに対し、無意識の中身は、ちょっとした癖や習慣などの無害なものばかりですが、コンプレックスというモンスターが潜んでいる場合があります。
 
意識と無意識の境界には、難しい概念ですが、「超自我」という存在があります。
簡単に言うと、無意識的にはたらく道徳的な判断のことで、日本語で言うと「良心」に近いものです。
ちょっとあいつを殴ってこい、とか、あれを盗んでこい、などと命令されて、理屈抜きで「できるわけないだろ!」と直観的に判断するのは、この超自我の働きです。
 
 
 
¶ 問題行動はモンスター警報である 
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さて、無意識に閉じ込めているモンスターが、何かの拍子に意識の領域に顔を出したとします。
異常な性癖を満たしたいという気持ち、隠し通すことに成功して自分でも忘れたことにしている過去の犯罪、たくさんの仲間の前で大恥をかいたという忘れたことにしている経験……。
 
これらのモンスターが顔を出した瞬間、超自我とモンスターには葛藤が生じます。
超自我は心の中で非常に大きな警告音を鳴らします。
 
危ない!そんなことを考えてはいけない!
思い出すと理性じゃコントロールできなくなる!!
せっかく忘れたことにしているのだから、どうにかしなければ!!!
 
この警報が、「困った人たち」に問題行動を起こさせるのです。
 
 
 
¶ 「困った人たち」はかわいそうな人たち
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問題行動の具体例はこのようなものです。
 
誰かの言葉を引用し、あたかもその人物と自分が同じ人間であるような振る舞いをする行動。
徹底的に他人のせいにし、自分には非がないと怒り出す行動。
本当は関心があるのに、自分が無関心であることを一生懸命アピールするような行動。
 
これらを、心理学では「防衛機制」と呼びます。
コンプレックスというモグラをたたく、超自我さんが行うモグラたたきゲームですね。
 
コンプレックスは誰もが抱えている問題ではありません。
どんなひどい過去も、自分の危険な思想や性癖でも、それをしっかりと直視し、理解し、理性的にコントロールしている人はたくさんいます。
このような人は、不必要な防衛機制の発動がないため、心の負担が軽く、幸せな人生を歩める確率が高まります。
 
逆説的に、あなたの職場の「困った人たち」は、コンプレックスに悩む「かわいそうな人」です。
日常生活において、常にコンプレックスに怯え、それが意識上に上がってこないように超自我を働かせて押さえ込んでいます。
常に心に大きな負担がかかっているということです。
 
そう考えれば、単に「厄介な人だなぁ」と思うだけではなく、少しは同情的になりませんか?
 
次回、防衛機制の事例を用いて、「困った人たち」に優しくなれる解説をしようと思います。
 
 
【執筆:佐藤 祐樹/BBT大学院修了】
 
 



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誰にでも起こりうるモグラたたきゲーム…自分のコンプレックスをしっかりと直視し、理解し、理性的にコントロールできるような人に私はなりたい!

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経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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