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     ⑤怒りという感情を深堀りしよう

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2019/04/17配信分

組織人事 経営戦略

『 戦略的人材マネジメント 』を覗き見!
 ⑤怒りという感情を深堀りしよう

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前回は、感情のコントロールについて、特に「怒り」という感情について学びましたね。私もあれから健康のために「怒り」をコントロールしていますよ!
さて、今回はどんな内容でしょうか?

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今回はさらに「怒り」の感情を深堀していこう!
できれば関わりたくない「困った人たち」、中でも「怒り」の感情が絡むともっと厄介だ。パターンを知っておくだけでも全然違うぞ。

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■ 戦略的人材マネジメント ■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5.怒りという感情を深堀りしよう
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¶ 「困った人たち」は危険人物でもある
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職場における「困った人たち」問題の代表格は、怒りという感情の関与です。
数ある感情の種類の中でも、怒りという感情がもたらす悪影響は計り知れません。
彼らが新人や担当者レベルであればまだ傷は浅く済みますが、実力や権限を有していると危険です。
 
このような人物を想像してください。
「Aさんは無敵の武道家だが、感情のコントロールが伴わず、人格的に不安定」
 
一歩間違えれば、すぐに犯罪者となる人物です。
非常に危険で近寄りたくないという印象を受けるでしょう。
 
 
 
¶ 危険人物はあなたのそばにもいる
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それでは、これらの人物はどうでしょうか?
 
「Bさんはとても頭がよく、論理では無敵だが、感情のコントロールが伴わず、人格的に不安定」
 
「Cさんは高いポジションにいて絶大な権限があるが、感情のコントロールが伴わず、人格的に不安定」
 
BさんもCさんも、本質的にAさんと同じで、危険極まりない人物だと思いませんか?
そして、そんな危険人物であるにもかかわらず、あなたの組織にも普通に存在しませんか?
 
これらの危険人物は、物理的暴力行為を選択しないだけで、本質的には犯罪者のようなものです。
組織の中で巧妙に地位を築き、安住し、周囲のモチベーションを下げ続けます。
役に立たなくてもいいから邪魔だけはしないでくれ、という周囲の願いも、彼らには届きません。
 
 
 
¶ 危険人物の怒りのパターン
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このような危険人物は厄介な存在ですが、残念ながら、簡単には排除することができません。
しかし、彼らの心の動きの理解に努め、熟知することで、対策することならできるかもしれません。
 
彼らの怒りのパターンを6つに類型化してみましょう。
 
①モラルハラスメント型
自分の価値観に合致していないとき、怒り出します。
仕事とはこうやるものだ、とか、男(または女)はこうあるべきだ、というような強い信念があり、別の方法や考え方を提示することで怒りのトリガーが引かれます。
過去の成功体験や自慢話、昔話などとセットで怒ることが多く、周囲の人々の時間を奪いがちなのが特徴です。
 
②自己愛型
自分が大好きで仕方がなく、そんな自分を少しでも否定されると、怒り出します。
直接の否定ではなくても、例えば応援する野球チームが違ったり、食べ物の好みが異なったりするだけで、何故か自分の価値観を否定されたと感じ、怒ります。
接し方に注意するべき人物です。
 
③気分屋型
とにかく突然怒り出します。
常に感情に支配されて認知が歪んでいるため、理由と感情の因果関係に法則性がないのが特徴です。
怒っている理由が毎回違いますし、問題は理由そのものではないので、非常に厄介です。
 
④論破型
手強い相手と議論すると怒ります。
自分が展開する理論の内容そのものではなく、それによって服従させるという目的で議論します。
本人は自分が怒っているという自覚がなく、単に持論を主張しているだけと考えている場合が多く、実に面倒です。
 
⑤派閥・信奉型
派閥の長の考え方や何らかの信条があり、それに合致しないと怒ります。
問題は、その考えや信条が自分自身の考えではないことです。
派閥や信条を守るために必死なのだ、という使命感で怒っているため、論理的なコミュニケーションが成り立たず、疲れます。
 
⑥他者否定・競争型
自分が一番でなければ気が済まず、自分より優秀な能力や成果に対して無条件で怒り出します。
組織にとって重要な社員であっても、徹底的に自分のほうが優れていると証明しようとします。
意識的に距離を設けていても、この人物がわざわざ近づいてきて否定し始めることが多く、とても「ウザい」相手です。
 
 
 
¶ パターンの認知は積極的コーピング
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ストレス反応の原因をストレッサーと呼び、それの解決方法をコーピングといいます。
ストレス問題においては、現状を正確に認知するだけでも、充分にコーピングの効果があるという研究があります。
 
もし、あなたのそばや、あなたの組織に危険人物が君臨していたら、上記の類型のどれに当てはまるかを考えてみてください。
それだけでもだいぶ安心しませんか?
 
近寄らないで済めばそれに越したことがないこれらの人物。
カテゴライズすることで、どのように対応していくべきかのアイデアが出たらしめたものです。
 
 
【執筆:佐藤 祐樹/BBT大学院修了】
 
 



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「怒り」と一言に言っても、こんなにも種類があるんですね。その人の感情の裏にはどのような感情が隠れているのか、表面だけでは見えないものをちゃんと理解するって大事ですね。

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大前研一
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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