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     ⑥怒る人への効果的な対処法

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2019/04/24配信分

組織人事 経営戦略

『 戦略的人材マネジメント 』を覗き見!
 ⑥怒る人への効果的な対処法

 
■ 戦略的人材マネジメント ■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6.怒る人への効果的な対処法
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¶ わたしたちはなぜ「困った人たち」に困るのか
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職場における「困った人たち」。
 
わたしたちは何に「困っている」のでしょうか。
その理由の大部分は、良好な人間関係が築けないから、というものです。
 
 
 
¶ 人間関係の円滑さは「コントロール」
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それでは、良好な人間関係の定義とは何でしょうか?
結論から言うと、「お互いにコントロール可能であるという共通理解がある関係」のことです。
 
コントロールと言っても、マインドコントロールのように、意のままに操る、という意味ではありません。
 
この人には、このような態度で接すると、心地良いと思ってもらえる。
この人には、このようなことを言ったら、気分を害する。
 
以上のような共通理解ができていれば、お互い警戒せず、心に負担をかけずにコミュニケーションすることができます。
意図した理解や行動をお互いに促し合えるからです。
 
コントロールとはそういう意味です。
 
逆に考えてみましょう。
自分が意図した理解や行動を求めているのに、理解不能な理由で怒り出す人がいます。
 
コントロール不能です。
誰もが、このようなタイプとは付き合いたくない、と思う、「困った人」です。
 
 
 
¶ 人を怒らせてしまうコミュニケーション
──────────────────
 
あなたの職場に困った人が存在し、一緒に仕事をしなければならないとき、その人物を避け続けていては成果が生まれません。
しかし、コミュニケーションの機会が増えれば、それだけ怒らせる機会も増えてしまいます。
 
例を挙げましょう。
 
あなたの上司や部下で、依頼事項を直接説明せず、書類をただ机上にぴらっと載せるだけで済ませる人がいたとします。
あなたはこのことに対し、怒りの感情まではありませんが、非常に気分を害し、ストレスを感じているとします。
 
もし、あなたが、「依頼事項ならきちんと対面で説明してください。そうじゃないと正確に伝わらないし、そもそも無礼です」と伝えたとします。
 
困った人である相手は、「なんだその言い方は?」と怒り出す可能性が大です。
 
そんな困難な状況で有効なテクニックがあります。
「サラッと/わたしは/提案/代案」テクニックです。
 
 
 
¶ 怒らせないで伝えるテクニック
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まず最初に、「サラッと」、事実だけを伝えます。
「いつも書類をただ置いていきますよね?」と、あくまで意味づけせずに、客観的事実だけをサラッと言います。
 
次に、「わたしは」という主語を明確に使い、感情を込めて、正確に自分の想いを伝えます。
「わたしは、自分がいないときにそのように書類を置かれ、何の説明もされないと、非常に困るし、イライラしてしまうんですよ」と正直に言います。
 
この「わたしは」という主語を使う方法を「フィードバック法」と言います。
相手に対する人格の全否定ではなく、世間の一般論でもなく、「この一部のことに対して」「つい、自分が」こう感じてしまうのだ、と伝えるのです。
あくまで自分の問題なのだけど…、というニュアンスが含まれます。
この伝え方だと、相手も受け入れやすいと言われています。
 
次は「提案」です。
単純に、「次からはわたしがいるときに直接渡していただけませんか?」というように、自分の要望を素直にお願いします。
 
最後の「代案」は、提案が受け入れられたかどうかに応じてさらに案を提示するフェーズです。
しかし、そこまでしなくても、それによってどれだけいいことがあるかを伝えても構いません。
例えば、「そうしてくれるだけで、わたしはとても気分よく仕事に取り掛かれるようになると思うんです」と伝えるだけでもOKです。
 
これが「サラッと/わたしは/提案/代案」テクニックです。
「客観/主観/提案/代案」と覚えてもいいかもしれません。
 
明日からと言わず、今日から誰かに使ってみてください。
相手が「困った人たち」じゃなくても、驚くほど円滑なコミュニケーションができたと実感できます。
 
このテクニックは、本当は英単語の頭文字を取って「DESC法」と呼ばれるものです。
興味があれば調べてみてください。
 
 
【執筆:佐藤 祐樹/BBT大学院修了】
 
 



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経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。

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